ラトックシステム株式会社
法人のお客様ショップ情報サイトマップEnglish
 
ラトックTOP 製品情報 サポート ダウンロード 会社案内
 
 
トップ > サポート > 製品モニターレポート > REX-Link1 > レポートNo.5
 

ワイヤレスUSBオーディオアダプタセット
REX-Link1 モニターレポート

(このレポートは2004年4月現在のものです)

No.5 神奈川県 はる 様

1.はじめに

現在、再生アナログ音源やデジタル音源を、全てPCでMP3化して保存しています。PC付属の安価な外付けスピーカでは、ダイナミックな音質と音量を得ることはできませんので、再生するときはポータブルMP3プレーヤやポータブルCD-ROM/CD-R/CD-RWドライブのアナログ出力端子とコンポの入力端子を接続して聴いています。

MP3も再生できるステレオコンポを購入するまで出費はしたくなく、結果不自由な再生環境です。とはいうものの、ポータブルCD-ROM/CD-R/CD-RWドライブから音楽を再生する場合には、メディアにMP3を焼くという手間とコストを掛けなければなりません。またメディアには700MBの限界があります。

MDについては、最近はカーオーディオを始め、多くのコンポにも採用されています。
MDメディアにしてしまえば管理、再生方法も家電並みなので、PCの取り扱いに不慣れな家族でもPC内に格納されているMP3をMDで聴くことができると思います。

REX-Link1入手後は再生場所を選ばずに再生できることで、PCを設置した部屋以外での活用ができるものと思います。

MD作成保有しているSONY製のコンポには光デジタル信号の入力端子が付いていますので、この端子を利用すればMDへの入力ソースがデジタルで確保でき、MD作成も容易かつ高品質にできるのではないか、と思います。

2.製品の第一印象

送付されて来たパッケージを開けてみると、小さくてコンパクト、軽量と感じました。
受信機はオーディオの上に設置しても支障がないことを想像できました。

3.マシン環境

型番 Xcute TR-C180DD (TWOTOP)
CPU Intel(R) Celeron(R) プロセッサ 1.80GHz
プレインストールOS Windows XP Home Editon(日本語OEM版)→SP1
システムバス 400MHz
チップセット SiS 650チップセット
メインメモリ DDR SDRAM PC2100 512MBx2本
グラフィックアクセラレータ SiS 315 (オンボード)
内蔵FD 3.5インチ2モード(1.44MB/720KB)×1
内蔵HDD 80GB(Ultra ATA/100 7200rpm)×1
ATAPI内蔵型CD-R/RWドライブ CDR x 32/CDRW x12/CD読み込み x40
ATAPI内蔵型DVD-ROMドライブ DVD-ROM x 16/CD-ROM x 40
オーディオ機能 AC’97準拠サウンド機能
通信/LAN 10/100BASE-TX対応Ethernetポート
拡張スロット 32bit PCI-BUS 2スロット →USB2.0+IEEE1394
インタフェース USBポート×4
シリアルポート RS-232C(UART16550A互換) D-SUB9ピン×1
パラレルポート セントロニクス準拠 D-SUB25ピン


4.セッティングと動作結果

マニュアルの通り、特別な設定は必要ありませんでした。
送信機はUSB接続をするのですがソフトウェアのインストールもなく、PCへの影響は何ら生じない機器です。

ですが、以下の点が気になりました。

(1)受信機

私の所有するオーディオ機器は、'98年SONY製JMD-7というものでデジタル機器からの光デジタル入力端子が付いています。(接続して動作確認時にわかったのですが)その機器はアナログ接続ケーブルをつないでいないとデジタル機器の音を聴くことができないということでした。(SONYへ問い合わせましたが、最初は担当者もこの事を知らない様子でした。)

つまり、その機器に対して光デジタル接続ケーブルとアナログ接続ケーブルを同時につなげなければ、音声を出力はできないということでした。SONY製JMD-7の音声外部入力のアナログ端子にMP3対応CDプレーヤやポータブルMDプレーヤを接続してみましたが、光端子につないだREX-Link1は使用できませんでした。

本製品の受信機は光デジタル信号とアナログ信号の兼用ミニジャック出力端子で、私の所有するオーディオ機器の音声再生出力の条件を満たすことはできませんでした。音声再生をするにはアナログ接続ケーブルでつないでオーディオ機器で出力させる方法しかありませんでした。


私の所有している機器が特別の制限があるものなのかもしれませんが、光デジタル出力とアナログ出力の端子がそれぞれあり、また同時に出力できる構造であればオーディオ機器側での再生及び録音が可能ということでした。このような要求を受信機側で満たすためには、サイズ拡大とコスト増を及ぼすものかもしれません。

(2)送信機


上記に書きました通り、ソフトウェアのインストールもなくPC本体のUSBポートに挿し込むだけでした。
PC本体に接続されているUSBポートに挿すと動作しましたが、USB HUB(Elecom U2H-Q4SSV・SANWA Supply USB-HUBSW41)経由では動作しませんでした。送信機に安定した電源を供給するため、AC電源でUSB HUBに電源供給しましたが動作しないという結果でした。

*** 補足 ***
以下環境にて弊社で動作確認をおこなったところ、送信機は正常動作いたしました。
USB HUB ELECOM製 U2H-Q4SSV
OS Windows XP Professional Service Pack 1
マザーボード Gigabyte 8IG1000-G
チップセット Intel 865G/PE/P/848P
CPU Intel Pentium 4 2.80GHz


なぜPC本体の接続を嫌がったというと、私の使用するPCの場合、USBをPCI接続で増設しているにも関わらずUSBポート増設アダプターを使用しているという現状があります。PC前面ですとカバーを開けるようになり子供からの格好の標的にされたり、送信機の破損の可能性が高くなると思われたからです。
送信機はデスクトップPCに直接挿し込むには、デッパリ感がありやや大きいと感じましたが、恐らくノートPCを想定して設計されたものと思われます。USB延長ケーブルでこの点をカバーするのも良いかもしれません。(USB延長ケーブルでこの点をカバーするのも良いかもしれません。なお、USB延長ケーブルでの動作確認はしておりません。)

*** 補足 ***
USBコネクタの向きを調整することで、デスクトップの背面での送信機のデッパリ感を減少することができる製品の取扱を開始しました。
マルチアングルUSBコネクタ RSD-LKUA1 説明 >>


また私の使い方の場合、常時REX-Link1を使用してPC内の音源をステレオコンポ等で聴くわけではありません。(PCゲームやOffice系ソフト使用時は卓上スピーカーを使い、音楽を聴きたい時にREX-Linkを使ってAVアンプに音を飛ばすという運用)このUSB送信機をUSBポートに挿したままの状況で、PC本体から出力された外部スピーカ(PC本体の外部スピーカ用出力端子からの出力)は使用或いは併用ができれば良いのですが、送信機をパソコン本体に取り付けると受信機との接続確立状況に関係なく、USBオーディオデバイスとして認識される為卓上スピーカーから音声を出力させる為には、「コントロールパネル」−「サウンドとオーディオデバイス」内の「オーディオ」タブ画面において「音の再生」項目の「既定のデバイス」を内蔵オーディオデバイス側に切り替える必要があります。ですので、普段は送信機をUSBポートから外すケースが多いことになります。(変更設定が面倒であるため)

(3)送受信機

私が今回、動作確認した状況はPCとオーディオ機器の距離は約1.5mと至近距離でした。無線LANやその他の無線機器は使用していませんが、送受信機間に障害物が入ると受信機のランプが赤色に点灯し、切断される事が割りに多いのが気になりました。PC本体のUSBポートがPCの背面にある場合は壁側になるケースも多いかと思われますし、オーディオ機器も同様な場所に設置されることが多いと思いますので、双方の機器からの有線接続もできる設計であったなら、とこの製品の特徴を無視した発想も感じてしまいました。

*** 補足 ***
■電波による音切れについて(受信機のランプ:赤)
REX-Link1は電波によりデータを転送していますので、電波の不安定な環境では”プツッ”という音切れが起きる場合があります。なるべく電波状態のよい方法で接続してください。

(1) 送受信機は見通しのいいところに設置する
−送信機と受信機間の距離は近いほどよい
−パソコンや機器の背面より前面に設置する
−障害物の入りにくい高い位置に設置する
−送受信機ともアンテナが立つほうがよい
(2) 電波の発生源のそばに置かない
−無線LANとの併用時は両者を離れた位置に接続する

■電波以外の影響による音切れについて(受信機のランプ:緑)
数世代前のWindowsパソコンでは、USBオーディオの処理が再生に追いつかず、音切れが発生する場合があります。


(4)音質


私の場合は残念ながら、オーディオ機器側のデジタル接続ができませんでした。ですのでアナログ接続下での主観となります。(音質は主観的なものと思われますので)私の感じではダイナミックレンジが狭くなったような感じでやや物足りないと感じました。直接ポータブルMP3再生機器をアナログ接続を行った方が音質は良いという事は明確でした。(これに更に障害物による音切れの発生があります。)それでも音質に拘らずPCから離れたオーディオ機器から無線で音を出す利用を望む場合には、有効な機器であると思えました。

5.導入後の活用例

モニター応募の動機に抱いていたMDへのデジタル録音を試してみたかったが、私の環境ではできなかった。残念でした。

6.添付品について

申し分ないと思います。

7.評価結果

PCとオーディオ機器をワイヤレスで接続することで、MP3ポータブルプレーヤーで聴くだけでなく、オーディオ機器からのスピーカ音質と出力を利用できるという魅力は大きいと思います。更にワイヤレス接続であるからPCとオーディオ機器の配置を気にする必要は無くなります。そしてオーディオ機器で再生可能な音楽CDを作る必要もなくなります。

しかし上記にありますように、ワイヤレス接続の音切れ、送信機のPC本体内での認識の問題(送信機をUSBポートに挿すとUSBオーディオデバイス機器として認識され、PC接続のスピーカは使用できなくなる不自由な音声出力環境となってしまう。切換器のようにキーボード操作でUSBを経由するのか、しないのかを設定できるようなれば良いのではないでしょうか。)等の幾つかの気になる点がありました。

8.おわりに

私のこのモニターのケースは良い面、悪い面双方があり、悪い面についての記述が若干多いと思われます。しかしながら正直かつ有益な情報であることがモニターを受諾した者の責任と思い、記述させて頂きました。私のような状況はまれなケースであったのでしょうか、これから商品が改良されていくのでしょうか、これからもこの製品を見つめて行こうと思っています。

レポートメニューに戻る
copyright RATOC Systems,Inc. お問い合わせ | 個人情報保護ポリシー
  このページトップへ